こんにちは。
わたしが勤務している鍼灸院にも
ほうれい線がお悩みで来てくださるかたが沢山いらっしゃいます。
当院ではお顔に打った鍼に電気を流して
必要な筋肉を動かして鍛えていくことで
ほうれい線の改善を目指していますが
まずは、ほうれい線がどのようにできるのかご説明いたしますね。
ほうれい線(鼻唇溝)は、鼻の脇から口角にかけてできる溝で
表面的なシワではなく、顔の構造全体の変化による「たるみ」が主な原因です。
肌の弾力低下
肌の弾力低下が最初の要因として挙げられます。
肌の真皮層にあるコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸は
肌のハリと弾力を保つ重要な成分ですが
加齢や紫外線の影響でこれらが減少・変性すると
肌が支えを失い、重力に負けて下がるようになります。
さらに、肌が乾燥するとバリア機能が低下し
ハリが失われて溝が深くなっていきます。
表情筋の衰え
表情筋の衰えも大きな要因です。
口まわりや頬の筋肉(小頬骨筋・上唇挙筋など)は
使わない部分から衰えていきます。
これらの筋肉が弱くなると、頬の脂肪を支えられなくなり
下方向へと落ちやすくなります。
また、笑い方や話し方のクセで片側だけ筋肉が強く動くと
左右差のあるほうれい線が現れることもあります。
頬脂肪の下垂
頬脂肪の下垂も見逃せません。
頬には「メーラーファットパッド」
と呼ばれる脂肪の塊があり
若いときは高い位置にあって顔をふっくらと見せていますが
加齢で支える靭帯が緩むと
この脂肪が下にずれて口元にたまるようになります。
この重みが、ほうれい線の溝をさらに深くしていきます。
骨格の変化
骨格の変化も重要な要因です。
特に40代以降になると
頬骨や上顎骨が萎縮(骨吸収)し
骨格そのものが内側へと縮む傾向があります。
そのため、皮膚の土台が減り
上から覆う皮膚や脂肪が余る形になって
たるみが強調されます。
生まれつきの骨格によっても
ほうれい線の目立ちやすさには個人差があります。
その他の要因
これらに加えて、紫外線・乾燥・生活習慣も影響します。
紫外線はコラーゲンを破壊し老化を加速させ
乾燥した肌は細かいシワが重なって
溝が深く見えるようになります。
また、寝不足、喫煙、糖質過多なども
肌の糖化や酸化を進め、肌の支えを弱めていきます。
ほうれい線は
皮膚の弾力低下・筋肉の衰え・脂肪の下垂・骨格の変化という
複数の要素が積み重なってできる「構造的なたるみ」です。
予防には紫外線対策、保湿、そして健康的な生活習慣が重要になります。

